手芸店等で販売されているこれ、
一般的にはサイズテープと呼ばれていて、素材は綿やポリエステル、グログラン等
抗菌・防臭・速乾の機能が付いたものも多くみられます。ただ帽子製造業界では
「ビン皮」や「スベリ」と呼んでいます。
なぜこの二つの呼び名があるのかはよくわかりませんが、
関西(特に大阪)では、ビン皮。名古屋より東ではスベリと呼ぶことが多いようです。
ちなみに当社ダイトクはビン皮派です。
しかしながら大阪で古くからご商売をされている取引先さんでもスベリと呼ぶ会社があります。
でも、そんなビン皮もスベリも仕入れている帽材屋さんはおんなじなんです。
以前この老舗の帽材屋さんに質問をしたことがあります、実際はどうなのかと。
で、返ってきた答えが「どちらでもいいですよ」でした。(笑)
アメリカではスウェットバンド、直訳すると汗取りテープといったところでしょうか?
最近ではこのビン皮の内側にテープが内蔵されていてマジックテープでサイズを調整できるタイプが多く販売されています。これは、ダイトクではサイズ調整付きビン皮と呼んでいますが、
サイズスベリと呼んでおられる会社もあり、サイズテープと紛らわしい・・・
サイズテープと呼ばれているもののこの部分でサイズが決まってるいるわけではないのですけどね。
結論は、規格としてきまった呼び名はないものの帽子には欠かせない大切なパーツなんです。
気になる方がいらっしゃったら一度お店で聞いてみてください、面白いぐらいに明確の答えがありませんから☆